ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

シラヤマギクから単離したアストラガリンとイソケルシトリンは、リポ多糖による炎症応答をミクログリアとマウスの両方で抑制する

Astragalin and Isoquercitrin Isolated from Aster scaber Suppress LPS-Induced Neuroinflammatory Responses in Microglia and Mice

要旨:
シラヤマギク(白山菊、Aster scaber)から単離したアストラガリンとイソケルシトリンは、ミクログリアとマウス海馬の両方で、リポ多糖が上昇した一酸化窒素・iNOS・炎症誘導性サイトカインを顕著に減少した。アストラガリンとイソケルシトリンは、リポ多糖がもたらしたAkt・p38・Erk・JNKのリン酸化を顕著に阻害した。すなわち、抗炎症作用はMAPKシグナル伝達の阻害に基づいている。