ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持したシリカナノ粒子: キャラクタリゼーション・物性評価・vitro活性における、金コーティングの効果の比較

Quercetin Loaded Silica and Gold - Coated Silica Nanoparticles: Characterization, Evaluation and Comparison of their in vitro Characteristics

著作名:
Areen M. Khattabi
Sabaa Al-Dabash
Nouf N. Mahmoud
出典:
Journal of Pharmaceutical Sciences
2023
112
1698-1704
DOI:
10.1016/j.xphs.2023.03.015
キーワード:
ケルセチン
シリカナノ粒子
金コーティング
封入効率
徐放性
子宮頸癌
HeLa
要旨:
通常のシリカナノ粒子と、金でコーティングしたシリカナノ粒子のそれぞれにケルセチンを担持し、各種スペクトロスコピーにて構造を確認した。ケルセチンの封入効率は、シリカナノ粒子では71%であったが、金コーティングにより16%に低下した。また、金コーティングにより、ケルセチンの徐放性が僅かに向上した。ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaに対する細胞毒性は、両者に違いはなかったが、フリーのケルセチンと比べて向上した。