ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

凍結乾燥界面活性剤を基盤とするルチン製剤は、物性と溶解性が改善され経口送達を可能にする

A lyophilized-surfactant-based rutin formulation with improved physical characteristics and dissolution for oral delivery

要旨:
ルチンの溶解性とバイオアベイラビリティの低さを解消すべく、凍結乾燥界面活性剤ポロキサマー407および188を用いるミセルにルチンを固体分散した製剤を設計した。偏光顕微鏡により、ルチンと界面活性剤とが混和性マトリックスを形成していることを確認した。XRDは、ルチンは部分的なアモルファスとして存在するが、ルチン濃度が高くなるとアモルファスの割合が増大するとこを示した。封入したルチンの94~100%が水に溶解し、ルチン単独の35%未満を大幅に改善した。