ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オリーブオイルを含むフィトソームナノ複合体にて、ケルセチンの皮膚送達を改善する: 製剤設計の最適化・in vitro評価・ex vivo評価

Development of Olive Oil Containing Phytosomal Nanocomplex for Improving Skin Delivery of Quercetin: Formulation Design Optimization, In Vitro and Ex Vivo Appraisals

要旨:
オリーブ油を基盤とするリポソームにケルセチンを封入し、溶媒蒸発-沈殿法にてナノ製剤を得た。Box–Behnken計画にて最適化を行い、粒径は206.7 nm、ゼータ電位は−26.3 mV、ケルセチンの封入効率は85.3%であった。ウサギの皮膚を用いるex vivo試験にて、ナノ製剤が示したケルセチンの皮膚透過性は、従来のリポソーム複合体の1.3倍で、フリーのケルセチンの1.9倍であった。