ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルシトリンはマイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)シグナル伝達経路を調節して、卵巣摘出ラットの骨粗鬆症を軽減する

Quercitrin attenuates osteoporosis in ovariectomized rats by regulating mitogen-activated protein kinase (MAPK) signaling pathways

著作名:
Li-zhi Xing
Huai-jun Ni
Yu-ling Wang
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2017
89
1136-1141
DOI:
10.1016/j.biopha.2017.02.073
キーワード:
卵巣摘出
骨粗鬆症
ラット
ケルシトリン
MAPKシグナル伝達経路
動物実験
要旨:
卵巣摘出による骨粗鬆症のモデルラットでは、MAPKシグナル伝達経路が活性化した。ケルシトリン(ケルセチンのラムノース配糖体)の投与は、骨減少・骨密度・小柱の微細構造の改善と同時に、MAPKシグナル伝達の抑制も顕著であった。同経路が過剰活性化すると骨形成に悪影響を与えることが知られており、ケルシトリンの作用機序の解明となった。