ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

エトポシドとケルセチンとの併用は、肝癌細胞HepG2へのアポトーシスを増強する

Potentiation of Apoptotic Effect of Combination of Etoposide and Quercetin on HepG2 Liver Cancer Cells

要旨:
ヒト由来肝癌細胞株HepG2にエトポシドとケルセチンとの組合せを投与すると、相乗的に生存率を減少し、アポトーシス率を加速した。ケルセチンは、エトポシドが有するカスパーゼ-3および9の活性を増強し、遺伝子レベルでBaxの発現を上昇し、Bcl-2の発現は減少した。組合せはまた、p53蛋白質の発現も、それぞれの単独投与時と比べて顕著に上昇した。