ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フルクトースの摂取とケルセチンによる介入が、ラットの腎臓の酸化ストレスマーカーとナトリウム-カリウム-ATPアーゼに与える影響

Alterations in Oxidative Stress Markers and Na,K-ATPase Enzyme Properties in Kidney after Fructose Intake and Quercetin Intervention in Rats

要旨:
10%のフルクトースを含む餌を15週間与え続けたラットは、体重の増加・血中のグルコースとナトリウムの上昇・腎機能の悪化が顕著であった。9~15週目にケルセチンの投与を併用すると、血糖値を顕著に低減した。しかし、血中のクレアチニン・腎組織のGSH/GSSG比・ナトリウム-カリウム-ATPアーゼの活性は改善しなかった。よって、ケルセチンの腎保護効果は認めなかった。