ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗炎症および抗酸化剤としてのケルセチンのin vitro実験と分子ドッキング

In vitro and Molecular Docking Analysis of Quercetin as an Anti-Inflammatory and Antioxidant

要旨:
末梢血単核細胞をリポ多糖で刺激すると、炎症誘導物質の上昇とNF-κBのリン酸化が顕著であったが、ケルセチンを添加すると抑制できた。ケルセチンは濃度依存的にSODとGPxを増大して、リポ多糖の酸化ストレスに対抗した。分子ドッキングの結果、ケルセチンはIκKbに高い親和性を示し、NF-κB経路を抑制する裏付けとなった。