抗炎症および抗酸化剤としてのケルセチンのin vitro実験と分子ドッキング
In vitro and Molecular Docking Analysis of Quercetin as an Anti-Inflammatory and Antioxidant
- 出典:
- Current Pharmaceutical Design
- 2023
- 29
- 883 - 891
- DOI:
- 10.2174/1381612829666230330084043
- 要旨:
- 末梢血単核細胞をリポ多糖で刺激すると、炎症誘導物質の上昇とNF-κBのリン酸化が顕著であったが、ケルセチンを添加すると抑制できた。ケルセチンは濃度依存的にSODとGPxを増大して、リポ多糖の酸化ストレスに対抗した。分子ドッキングの結果、ケルセチンはIκKbに高い親和性を示し、NF-κB経路を抑制する裏付けとなった。