ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは肥満による骨格筋の炎症と萎縮を防止する

Quercetin Protects against Obesity-Induced Skeletal Muscle Inflammation and Atrophy

要旨:
高脂肪食で惹起した肥満マウスにケルセチンを投与した。高脂肪食がもたらした骨格筋中の炎症性サイトカインと炎症性マクロファージの蓄積は、ケルセチンが顕著に減少した。また、筋萎縮の特異的マーカーであるアトロジン-1とMuRF1も軽減して、ケルセチンは筋減少を抑制した。別途実施した筋管とマクロファージを共培養するvitro実験においても、ケルセチンは筋萎縮因子の発現を減少し、炎症性受容体の転写を阻害した。