Piliostigma foveolatum Thoth葉由来の植物成分はHop-62細胞の増殖を阻害し、アポトーシスと細胞周期の停止を誘導する
Phytoconstituents from Piliostigma foveolatum (Dalzell) Thoth. leaves induce antiproliferative effect, apoptosis, and cell cycle arrest in Hop-62 cells
- 著作名:
- Liesl Maria Fernandes e Mendonça
- Arun Bhimrao Joshi
- Anant Bhandarkar
- Himanshu Joshi
- Shrinivas Joshi
- 出典:
- Natural Product Research
- 2024
- 38
- 768-772
- DOI:
- 10.1080/14786419.2023.2197228
- 要旨:
- インドに自生するファバ科の植物Piliostigma foveolatum葉のエタノール抽出物より、ケルセチン・ケンフェロール・イソラムネチン・β-グルコガリンを単離し、構造を各種スペクトロスコピーで確認した。ヒト由来非小細胞肺癌細胞株Hop-62に対するIC50値は、ケルセチンが56.15±1.16 μM、ケンフェロールが68.41±3.98 μM、イソラムネチンが55.08±0.57 μM、β-グルコガリンが58.99±12.39 μMであった。ケンフェロールは、同細胞の23.03±0.37%にアポトーシスを誘導し、細胞周期のS期を停止した。分子ドッキングの結果、カスパーゼ-3に対する親和性は、4化合物ともドキソルビシンと同等であった。