ラットの心筋虚血再灌流傷害における、ケルセチン前処置の心保護効果とメカニズム
Heart protective effects and mechanism of quercetin preconditioning on anti-myocardial ischemia reperfusion (IR) injuries in rats
- 出典:
- Gene
- 2014
- 545
- 149-155
- DOI:
- 10.1016/j.gene.2014.04.043
- 要旨:
- 予めケルセチンを投与(250 mg/kg)したラットは、心筋の虚血再灌流におけるアポトーシスが顕著に減少し、心機能が改善された。ケルセチンは心筋のマロンジアルデヒドを減少し、GSH・SOD・カタラーゼ・GPxの活性を上昇して、虚血再灌流に伴う酸化ストレスを軽減した。ケルセチンはまた、TNF-α・C反応性蛋白質・IL-1βを減少して、抗炎症作用でも虚血再灌流傷害の軽減に寄与した。