ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

創傷治癒のためのヒアルロン酸とケルセチンとの結合体

Hyaluronic acid-quercetin pendant drug conjugate for wound healing applications

著作名:
Kummara Madhusudana Rao
Eunbi Kim
Hyeon Jin Kim
Uluvangada Thammaiah Uthappa
Sung Soo Han
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2023
240
124336
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2023.124336
キーワード:
ヒアルロン酸
ケルセチン
結合体
皮膚線維芽細胞
生体適合性
創傷治癒
要旨:
ヒアルロン酸とケルセチンとを化学的に結合し、得られた生成物の構造を各種スペクトロスコピーで確認した。また、結合体に占めるケルセチンの割合は44.7 %であり、20 mg/mLの濃度で水溶性を示した。皮膚線維芽細胞に結合体を作用すると、良好な生体適合性を示し、細胞の成長と遊走を促進して、創傷治癒への可能性を示唆した。