ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンナノフィトソーム: 新規の抗リーシュマニアおよび抗マラリア天然物

Quercetin nano phytosome: as a novel anti-leishmania and anti-malarial natural product

要旨:
ケルセチンを含むフィトソームおよびフリーのケルセチンは、熱帯熱マラリア原虫とリーシュマニアメジャー(リーシュマニア原虫の一種)に400 µg/mLの濃度で抗寄生虫活性を示した。その一方でヒト由来の正常細胞(WI38およびJ774)には、細胞毒性や溶血活性を認めなかった。従って、ケルセチンは様々なリーシュマニア症の治療薬の候補として有望である。