ケルセチンナノフィトソーム: 新規の抗リーシュマニアおよび抗マラリア天然物
Quercetin nano phytosome: as a novel anti-leishmania and anti-malarial natural product
- 著作名:
- Helena Hanif
- Vahideh Abdollahi
- Fatemeh Javani Jouni
- Maede Nikoukar
- Bahman Rahimi Esboei
- Elaheh Shams
- Hossein vazini
- 出典:
- Journal of Parasitic Diseases
- 2023
- 47
- 257–264
- DOI:
- 10.1007/s12639-022-01561-8
- 要旨:
- ケルセチンを含むフィトソームおよびフリーのケルセチンは、熱帯熱マラリア原虫とリーシュマニアメジャー(リーシュマニア原虫の一種)に400 µg/mLの濃度で抗寄生虫活性を示した。その一方でヒト由来の正常細胞(WI38およびJ774)には、細胞毒性や溶血活性を認めなかった。従って、ケルセチンは様々なリーシュマニア症の治療薬の候補として有望である。