ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは、活性酸素種によるPI3K/AKTシグナル伝達経路を介する炎症とアポトーシスを抑制して、高フルクトース摂取が誘発したアテローム性動脈硬化症を軽減する

Quercetin attenuates high fructose feeding-induced atherosclerosis by suppressing inflammation and apoptosis via ROS-regulated PI3K/AKT signaling pathway

要旨:
高フルクトース食で惹起したアテローム性動脈硬化症のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。その結果、アテローム性動脈硬化症のプラークが縮小して、症状を軽減した。同時に、活性酸素種の低減・カスパーゼ-3活性の低下・炎症性サイトカインの抑制を認めた。ケルセチンはまた、PI3K/AKTシグナル経路とNF-κBシグナル経路の両方を抑制した。