コリスチン耐性アシネトバクター・バウマニに対する、ケルセチンと抗生物質との相乗的な相互作用
Quercetin: Synergistic Interaction with Antibiotics against Colistin-Resistant Acinetobacter baumannii
- 出典:
- Antibiotics
- 2023
- 12
- 739
- DOI:
- 10.3390/antibiotics12040739
- 要旨:
- コリスチン耐性アシネトバクター・バウマニに、ケルセチンとコリスチンとの組合せと、ケルセチンとアミカシンとの組合せをそれぞれ作用させた。両組合せともに相乗効果を発揮して、FIC(fractional inhibitory concentration)指数は、前者が0.1875~0.5、後者が0.1875~0.2825であった。すなわち、ケルセチンとの組合せによる抗菌活性の向上は、コリスチンで4~16倍、アミカシンでは16~64倍であった。