ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

コリスチン耐性アシネトバクター・バウマニに対する、ケルセチンと抗生物質との相乗的な相互作用

Quercetin: Synergistic Interaction with Antibiotics against Colistin-Resistant Acinetobacter baumannii

要旨:
コリスチン耐性アシネトバクター・バウマニに、ケルセチンとコリスチンとの組合せと、ケルセチンとアミカシンとの組合せをそれぞれ作用させた。両組合せともに相乗効果を発揮して、FIC(fractional inhibitory concentration)指数は、前者が0.1875~0.5、後者が0.1875~0.2825であった。すなわち、ケルセチンとの組合せによる抗菌活性の向上は、コリスチンで4~16倍、アミカシンでは16~64倍であった。