ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

新しい技術で調製したケルセチンのナノ結晶は、ケルセチンの溶解速度と抗線維化活性を向上する

Quercetin nanocrystals prepared by a novel technique improve dissolution rate and antifibrotic activity of quercetin

著作名:
Pegah Cheshmehnoor
Shahram Rabbani
Azadeh Haeri
出典:
Nanomedicine
2023
18
89–107
DOI:
10.2217/nnm-2022-0032
キーワード:
ケルセチン
ナノ結晶
水溶性
マウス
肝線維症
動物実験
要旨:
薄膜水和技術と超音波処理によってケルセチンのナノ懸濁液を調製し、粒径の影響を調査した。400 nm以下の粒径のケルセチンナノ結晶は、溶解速度と溶解度の増加を示した。四塩化炭素で惹起した肝線維症のモデルマウスにナノ結晶を投与すると、肝組織の病変を著しく軽減した。ナノ結晶はALTとASTを低下し、肝組織のコラーゲン蓄積を減少して、線維化の進行を抑制した。