ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ガラガラヘビ(Crotalus durissus terrificus)および南米マムシ(Bothrops jararacussu)由来の分泌型ホスホリパーゼA2と、メチル化ケルセチン誘導体との相互作用

In Silico Evaluation of Quercetin Methylated Derivatives on the Interaction with Secretory Phospholipases A2 from Crotalus durissus terrificus and Bothrops jararacussu

要旨:
ヘビ毒に含まれる分泌型ホスホリパーゼA2は、炎症を誘発する毒素の本質である。ガラガラヘビ(Crotalus durissus terrificus)由来のbothropstoxin-Iおよび南米マムシ(Bothrops jararacussu)由来のbothropstoxin-II(いずれもホスホリパーゼA2様のペプチド)に対する、ケルセチン誘導体の親和性を分子ドッキングにて探索した。ケルセチン・3-O-メチルケルセチン・7-O-メチルケルセチン・7,3'ジ-O-メチルケルセチンが高い親和性を示し、Gly30・His48・Asp49における相互作用の重要性を示唆した。