ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病モデルラットにおける、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)経路の改善によるカリカジュースとルチンの肝保護効果

Hepatoprotective effect of Carica pubescens juice and rutin through improving the Adenosine Monophosphate-activated Protein Kinase (AMPK) pathway in type 2 diabetes Mellitus Wistar Rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起したII型糖尿病のモデルラットに、カリカジュースとルチンをそれぞれ投与した。その結果、肝中のAMPKが著しく増加し、SODとHDLの増加・中性脂肪の低下が連動した。しかし、AMPKの増加と有意な相関を認めたのは、中性脂肪の低下のみであった。以上の結果、カリカジュースとルチンには、糖尿病におけるAMPKの上昇を介した肝保護効果を認めた。