ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

レスベラトロール・ケルセチン・マグノロール・β-カテキンの天然ポリフェノールは、ヘロイン中毒における線条体のIL-6とTNF-α を調節する

Natural Polyphenols—Resveratrol, Quercetin, Magnolol, and β-Catechin—Block Certain Aspects of Heroin Addiction and Modulate Striatal IL-6 and TNF-α

要旨:
レスベラトロール・ケルセチン・マグノロール・β-カテキンを用いて、ヘロイン中毒の軽減効果を比較した。用量を10 → 40 mg/kgに上げながらラットにヘロインを7日間投与して、ヘロイン中毒を惹起した。ヘロイン投与は8~15日目にも継続し、8~21日目には、それぞれのポリフェノールの投与を行った。条件付け場所嗜好性試験の結果、レスベラトロールとケルセチンが、ヘロイン依存性を顕著に改善した。また、レスベラトロールとマグノロールは、線条体内のTNF-αを大幅に低減し、IL-6の低減はレスベラトロールとβ-カテキンが顕著であった。