MDCK II細胞の生存率・密着結合の完全性・細胞形状に関する、高用量ヘスペレチンとケルセチンの比較
Pharmacologic Comparison of High-Dose Hesperetin and Quercetin on MDCK II Cell Viability, Tight Junction Integrity, and Cell Shape
- 出典:
- Antioxidants
- 2023
- 12
- 952
- DOI:
- 10.3390/antiox12040952
- 要旨:
- ヘスペレチンとケルセチンは、イヌ由来腎尿細管上皮細胞(MDCK II細胞)の密着結合完全性に、相反する影響を及ぼした。ヘスペレチンではなくケルセチンのみが、MDCK IIの形態学的変化を細い細胞形状に誘導した。また、クローディン-2の発現を減少したのも、ケルセチンのみであった。反対に、ZO-1をPDZドメインに結合したのはヘスペレチンのみであり、ケルセチンではなかった。