ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ox-LDLがマクロファージRAW264.7に誘導した泡沫細胞にて、ケルセチンはMST1阻害性オートファジーを調節して、アテローム性動脈硬化症の進行を抑制する

Quercetin Suppresses the Progression of Atherosclerosis by Regulating MST1-Mediated Autophagy in ox-LDL-Induced RAW264.7 Macrophage Foam Cells

著作名:
Hui Cao
Qingling Jia
Li Yan
Chuan Chen
Sanli Xing
Dingzhu Shen
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2019
20
6093
DOI:
10.3390/ijms20236093
キーワード:
RAW264.7
ox-LDL
アテローム性動脈硬化症
MST1
オートファジー
要旨:
マクロファージRAW264.7をox-LDL(酸化されたLDL)で刺激して、アテローム性動脈硬化症の細胞モデルとした。ox-LDLはRAW264.7を泡沫細胞に誘導し、細胞内に脂肪を蓄積し、老化の指標であるβ-ガラクトシダーゼを上昇した。ケルセチンの投与は、これらの異常を解消して、細胞の生存率を延長した。ケルセチンはまた、ox-LDLがもたらしたMST1の上昇を抑制し、オートファジーを活性化した。