水泳トレーニングとケルセチン投与との併用は、I型糖尿病のモデルラットの大動脈における、内皮/一酸化窒素依存性の弛緩に有益である
The Beneficial Effect of Swimming Training Associated with Quercetin Administration on the Endothelial Nitric Oxide-Dependent Relaxation in the Aorta of Rats with Experimentally Induced Type 1 Diabetes Mellitus
- 著作名:
- Irina-Camelia Chis
- Carmen-Maria Micu
- Alina Toader
- Remus Moldovan
- Laura Lele
- Simona Clichici
- Daniela-Rodica Mitrea
- 出典:
- Metabolites
- 2023
- 13
- 586
- DOI:
- 10.3390/metabo13050586
- 要旨:
- ストレプトゾトシンで惹起したI型糖尿病のモデルラットに、ケルセチンの投与(30 mg/kg/day)と水泳トレーニング(30 分/日、5 日/週)の併用処置を施した。その結果、アセチルコリンによる内皮依存性の大動脈弛緩が顕著に減少した。しかし、内皮非依存性の大動脈弛緩には、影響を与えなかった。以上の結果は、ケルセチンの投与と水泳との組合せが、糖尿病に付随する血管合併症の治療に有益である可能性を示唆した。