ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはSIRT1/AMPK経路を調節し、酸化ストレスと小胞体ストレとが軟骨細胞に誘発したアポトーシスを軽減してラットの変形性関節症の進行を防ぐ

Quercetin attenuates oxidative stress-induced apoptosis via SIRT1/AMPK-mediated inhibition of ER stress in rat chondrocytes and prevents the progression of osteoarthritis in a rat model

要旨:
Vitro: ラット由来の軟骨細胞をtert-ブチルヒドロペルオキシドで刺激して、変形性関節症の細胞モデルとした。ケルセチンの投与は、酸化ストレスと小胞体ストレスを軽減し、付随するアポトーシスも抑制した。特にケルセチンは、SIRT1/AMPKシグナル伝達を活性化して、小胞体ストレスを顕著に抑制した。Vivo: 変形性関節症のモデルラットにケルセチンを投与すると、軟骨の変性を改善して、膝関節の軟骨細胞のアポトーシスが減少した。