ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヘビ毒が誘発した肝腎毒性におけるケルセチンナノ粒子の治療効果: 前臨床研究

Therapeutic outcome of quercetin nanoparticles on Cerastes cerastes venom-induced hepatorenal toxicity: a preclinical study

要旨:
ヘビ毒を作用したラットに、ケルセチンを担持した乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)ナノ粒子を投与した。その結果、肝腎毒性・炎症・酸化還元の不均衡が軽減され、ヘビ毒による局所出血を大幅に緩和した。フリーのケルセチンと比べてナノ粒子製剤は、24時間後により優れた治療効果を示し、DDSとしての有用性を実証した。