ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

クロロキンが誘発した引掻きにおけるケルセチンの効果と一酸化窒素経路の役割

Effect of quercetin and role of nitric oxide pathway in chloroquine-induced scratching

著作名:
Osman Kukula
Caner Günaydin
出典:
Brazilian Journal of Pharmaceutical Sciences
2023
59
e201085
DOI:
10.1590/s2175-97902023e201085
キーワード:
マウス
クロロキン
掻痒症
ケルセチン
L-NAME
7-ニトロインダゾール
アルギニン
動物実験
要旨:
一酸化窒素(NO)の上昇は、かゆみを仲介する。マウスにクロロキンを皮下注射してNOを増加する、掻痒症のモデルを確立した。予めケルセチンを投与すると、5分間当たりの歩き回る時間と30分間当たりに生じる引掻き傷の数を用量依存的に減少した。ケルセチンのかゆみ軽減効果は、L-NAMEもしくは7-ニトロインダゾールの共投与が増強し、アルギニンの共投与によって衰弱した。