ケルセチンはオートファジー依存性フェロトーシスを阻害して、アクリルアミドが誘発した肝損傷を軽減する
Quercetin Alleviates Acrylamide-Induced Liver Injury by Inhibiting Autophagy-Dependent Ferroptosis
- 出典:
- Journal of Agricultural and Food Chemistry
- 2023
- 71
- 7427–7439
- DOI:
- 10.1021/acs.jafc.3c01378
- 要旨:
- アクリルアミドで惹起した肝損傷のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。その結果、アクリルアミドが上昇した活性酸素種・AST・ALTが低下した。RNAシーケンス解析は、アクリルアミドが活性化したフェロトーシスのシグナル伝達をケルセチンが基に戻すことを示した。オートファジー阻害剤クロロキンを用いる別の実験にて、酸化ストレスに起因するオートファジーをケルセチンが阻害して、フェロトーシスを抑制することを確認した。