ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルイボス(Aspalathus linearis)とその成分のケルセチンは、卵巣細胞の機能と卵胞刺激ホルモンに対する応答を抑制する

Rooibos (Aspalathus linearis) and its constituent quercetin can suppress ovarian cell functions and their response to FSH

要旨:
ブタ由来の子宮顆粒膜細胞に、ルイボス(Aspalathus linearis)抽出物およびケルセチンを10 μg/mLの濃度で作用した。両者とも、増殖マーカー(PCNA・サイクリンB1)の蓄積を減少し、アポトーシスマーカー(Bax・カスパーゼ-3)の蓄積とテストステロンとエストラジオールの放出を促進した。一方、同細胞に卵胞刺激ホルモンを作用すると、ケルセチンと反対の挙動を示した。予めルイボス抽出物もしくはケルセチンを投与した同細胞は、卵胞刺激ホルモンの働きが軽減された。