コンカナバリンAが誘発した自己免疫性肝炎における、アザレア(Rhododendron simsii)抽出物の化学成分と肝保護特性
Chemical constituents and hepatoprotective properties of Rhododendron simsii Planch extract in Con A-induced autoimmune hepatitis
- 出典:
- Arabian Journal of Chemistry
- 2023
- 16
- 104955
- DOI:
- 10.1016/j.arabjc.2023.104955
- 要旨:
- コンカナバリンAで誘発した自己免疫性肝炎のモデルマウスに、アザレア(Rhododendron simsii)抽出物を投与した。その結果、コンカナバリンAがもたらした肝損傷を軽減し、血中のALTとASTが減少した。アザレア抽出物は、CD4+ および炎症性サイトカインを減少し、NLPR3・COX-2・p-IκBα の発現を抑制して、抗炎症作用を発揮した。アザレア抽出物のHPLCおよびNMRを解析した結果、ケルセチン配糖体を中心とする15種のポリフェノールを同定した。