ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鉄過剰症のマウスにおけるバイカリンとケルセチンの保護効果: 肝・腎・心組織の比較

Protective effects of baicalin and quercetin on an iron-overloaded mouse: comparison of liver, kidney and heart tissues

著作名:
Yan Zhang
Zhonghong Gao
Jiaqin Liu
Zhihong Xu
出典:
Natural Product Research
2011
25
1150-1160
DOI:
10.1080/14786419.2010.495070
キーワード:
鉄過剰症
マウス
バイカリン
ケルセチン
肝保護
腎保護
心保護
動物実験
要旨:
鉄デキストラン錯体500 mg/kgを45日間投与して、マウスに鉄過剰症を惹起した。その後、バイカリンとケルセチンをそれぞれ投与して、その効果を比較した。両フラボノイドとも、肝および腎組織の鉄濃度を低減したが、心組織の鉄濃度は変化がなかった。しかし、両者とも、心組織のカルボニル含有量とチオバルビツール酸反応性物質の増加を阻害した。