糖尿病性創傷におけるケルセチンを含むナノ製剤の重要性
The significance of quercetin-loaded advanced nanoformulations for the management of diabetic wounds
- 出典:
- Nanomedicine
- 2023
- 18
- 391–411
- DOI:
- 10.2217/nnm-2022-0281
- 要旨:
- ケルセチンを含むナノ製剤による、糖尿病性創傷を中心とする慢性創傷の治療に関する総説。まず、慢性と急性の違いを対比しながら創傷治癒のメカニズムを概説し、糖尿病性創傷の位置づけを明らかにする。その後、ケルセチンによる創傷治癒効果と、ケルセチンを送達するためのナノ製剤を概説する。各論では、ナノ乳濁液・ポリマーナノ粒子・リポソーム・ナノ結晶・脂質ナノ粒子・ニオソーム・ナノゲルに章分けして、動物実験の論文を整理した。