ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは、緑膿菌のクオラムセンシング・バイオフィルム形成・病原性因子を効果的に阻害する

Quercetin is an effective inhibitor of quorum sensing, biofilm formation and virulence factors in Pseudomonas aeruginosa

著作名:
J. Ouyang
F. Sun
W. Feng
Y. Sun
X. Qiu
L. Xiong
Y. Liu
Y. Chen
出典:
Journal of Applied Microbiology
2016
120
966–974
DOI:
10.1111/jam.13073
キーワード:
緑膿菌
バイオフィルム
病原性因子
クオラムセンシング
ケルセチン
要旨:
実験は、緑膿菌PAO1株を用いて行った。ケルセチンはPAO1の発育には影響を与えなかったが、バイオフィルムの形成を阻害し、病原性因子(ピオシアニン・プロテアーゼ・エラスターゼ)の産出も阻害した。ケルセチンは16 μg/mLの濃度で、クオラムセンシングに関連する転写因子の発現を34~67%低減した。