喫煙が誘発した慢性閉塞性肺疾患(COPD)のケルセチンによる治療: 総説
The therapeutic potential of quercetin for cigarette smoking–induced chronic obstructive pulmonary disease: a narrative review
- 出典:
- Therapeutic Advances in Respiratory Disease
- 2023
- 17
- 10.1177/17534666231170800
- DOI:
- 10.1177/17534666231170800
- 要旨:
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)のケルセチンによる治療の可能性を論じた総説。まず、ケルセチンの安全性を検証した臨床データを整理した。喫煙によるCOPDの症状として、肺の酸化還元バランスの崩れ・炎症・細胞老化・腸内細菌叢の悪化に章分けして挙げている。それぞれに対応するケルセチンの効果を論じる。動物実験の論文が中心であるが、臨床研究の論文も2件取上げている。