関節リウマチにおけるケルセチンの作用機序: 動物実験のメタ解析とシステマティックレビュー
Mechanism of action of quercetin in rheumatoid arthritis models: meta-analysis and systematic review of animal studies
- 出典:
- Inflammopharmacology
- 2023
- 31
- 1629–1645
- DOI:
- 10.1007/s10787-023-01196-y
- 要旨:
- 各種データベースを検索して得た、ケルセチンが関節リウマチのモデル動物に有効性を示した論文17件のデータを統合して、メタ解析を行った。その結果、ケルセチンは関節炎スコアを改善し、足の腫れを軽減した。ケルセチンはまた、炎症因子(IL-1β・IL-6・IL-17・TNF-α・MCP-1・C反応性蛋白質・NF-κB)と酸化ストレス(マロンジアルデヒド・活性酸素種・チオバルビツール酸反応性物質)を軽減し、抗酸化物質(カタラーゼ・GPx・SOD・GSH・HO-1)を増大した。