ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バーチャルスクリーニングと分子動力学シミュレーションによる、クワ(Morus alba)に含まれる抗結核成分の同定

In silico analysis to identify potential antitubercular molecules in Morus alba through virtual screening and molecular dynamics simulations

要旨:
クワ(Morus alba)から抗結核薬を探索すべく、異なる箇所に存在する構成成分21種を対象に、結核菌が有する蛋白質5種との親和性を分子ドッキングで調査した。その結果、ペツニジン-3-ルチノシド・ケルセチン-3’-グルコシド・ルチン・イソケルシトリンが、−6.4~−9.1 kcal/molの範囲にあった。また、分子動力学シミュレーションの結果、ペツニジン-3-ルチノシドが最も安定な原子位置の二乗平均平方根偏差(RMSD)を示した。