閉経後女性の再発性尿路感染症の予防における、ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸・クルクミン・ケルセチン摂取の有効性
Efficacy of an orally administered combination of hyaluronic acid, chondroitin sulfate, curcumin and quercetin for the prevention of recurrent urinary tract infections in postmenopausal women
- 著作名:
- M. Torella
- F. Del Deo
- A. Grimaldi
- S. A. Iervolino
- M. Pezzella
- C. Tammaro
- P. Gallo
- C. Rappa
- P. De Franciscis
- N. Colacurci
- 出典:
- European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biology
- 2016
- 207
- 125-128
- DOI:
- 10.1016/j.ejogrb.2016.10.018
- 要旨:
- 軽度から中度の萎縮性膣炎と、過去1年間に再発性尿路感染症の病歴(6か月以内に2回以上もしくは12か月以内に3回以上、尿培養で陽性)がある、閉経後の女性145名を対象とする臨床研究。ランダムに3群に分け、グループIは膣エストロゲンの局所治療を行い、グループIIはヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸・クルクミン・ケルセチンの組合せを摂取し、グループIIIは両方の処置を併用した。治療後の追跡調査にて、尿路感染症の再発が6か月で2回以内もしくは12か月で3回以内を満たした被験者の割合はI~IIIにおいて8, 11, 25%であり、ベースラインから有意に改善したのはグループIIIであった(P<0.05)。