ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

(-)-エピカテキンとケルセチンを同時に担持した新規ハイブリッドイヌリン–大豆蛋白質ナノ粒子とin vitro評価

Novel Hybrid Inulin–Soy Protein Nanoparticles Simultaneously Loaded with (-)-Epicatechin and Quercetin and Their In Vitro Evaluation

要旨:
イヌリンと大豆蛋白質から成るハイブリッドナノ粒子に、ケルセチンとエピカテキンを共担持した。得られた新規ナノ製剤の粒径は280.17±13.42 nm、ゼータ電位は−18.267±0.83 mVであった。ケルセチンの封入効率は92.05±1.95%であり、エピカテキンは97.04±0.01%であった。ケルセチン/エピカテキンナノ粒子は、結腸癌細胞株Caco-2を阻害したが、肝癌細胞株HepG-2と皮膚線維芽細胞HDFa(正常細胞)は阻害しなかった。