ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルセチンは腸管のFXR/FGF15シグナル伝達を介する胆汁酸代謝を調節して、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)マウスの肝中コレステロールと中性脂肪を低下する

Dietary Isoquercetin Reduces Hepatic Cholesterol and Triglyceride in NAFLD Mice by Modulating Bile Acid Metabolism via Intestinal FXR-FGF15 Signaling

要旨:
高脂肪食で惹起した非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)のモデルマウスに、イソケルセチンを投与した。その結果、肝中のコレステロールを13.2%低減し、中性脂肪は16.05%減少した。イソケルセチンの投与により、肝・血清・腸・便の胆汁酸プロファイルが著しく変化した。イソケルセチンはFXR/FGF15シグナル伝達を抑制した結果、胆汁酸の生合成を活性化して、NAFLDを改善した。