ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

種子をルチン処置したトマトは、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia tabaci)抵抗性が強化される

Seed priming with rutin enhances tomato resistance against the whitefly Bemisia tabaci

要旨:
トマトの種子を1~20 mMの濃度でルチン処理して、苗の性質を調べた。ルチン濃度依存的に、苗のフラボノイド含量・カロースの蓄積・ジャスモン酸依存性の防御遺伝子の発現が向上した。その結果、トマトに寄生するシルバーリーフコナジラミ(Bemisia tabaci)の発育速度・繁殖力・摂食効率を低下させ、同寄生虫への抵抗性を強化した。