ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは腎組織のmir-129-3p・mir-200C-3p・mir-210遺伝子発現を調節して、ガンマ線照射およびマラチオンが誘発した酸化ストレスと炎症からラットを保護する

Rutin protects against gamma-irradiation and malathion-induced oxidative stress and inflammation through regulation of mir-129-3p, mir-200C-3p, and mir-210 gene expressions in rats’ kidney

著作名:
Amel F. M. Ismail
Asmaa A. Salem
Mamdouh M. T. Eassawy
出典:
Environmental Science and Pollution Research
2023
30
72930–72948
DOI:
10.1007/s11356-023-27166-z
キーワード:
ガンマ線
マラチオン
ラット
ルチン
腎保護
mir-129-3p
mir-200C-3p
mir-210
動物実験
要旨:
ガンマ線の照射・殺虫剤マラチオンの投与・両者の併用は、ラットに腎損傷を誘発した。腎機能不全・腎組織の炎症・酸化ストレスのいずれもが、併用群が最も進行した。ルチンの投与は、併用群を含めて、これらの異常を顕著に改善した。ガンマ線やマラチオンがもたらした、mir-129-3p発現の低下と、mir-200C-3pおよびmir-210の過剰発現は、全てルチンが改善して腎保護効果を発揮した。