ケルセチンのフリーラジカル反応と放射線保護効果における、銅イオンの影響
Effect of Copper Ions on Quercetin Reactivity in Free Radical Reactions and Radioprotective Activity
- 出典:
- High Energy Chemistry
- 2023
- 57
- 224–226
- DOI:
- 10.1134/S0018143923030086
- 要旨:
- ケルセチンは酒石酸やEDTAと同様に、銅イオンと錯体を形成する。従って、銅イオンの存在下ではスーパーオキシドラジカルを始めとするラジカル消去の反応性が低下した。ケルセチン-銅錯体は、酵母細胞に放射線を照射した際の保護効果も、フリーのケルセチンと比べて低下した。