ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

老若の骨髄間葉系間質細胞における、オルトケイ酸・ビタミンK2・クルクミン・ポリダチン・ケルセチンの組合せの相乗的な骨形成の促進と抗炎症作用

Pro-Osteogenic and Anti-Inflammatory Synergistic Effect of Orthosilicic Acid, Vitamin K2, Curcumin, Polydatin and Quercetin Combination in Young and Senescent Bone Marrow-Derived Mesenchymal Stromal Cells

要旨:
骨形成促進剤のオルトケイ酸とビタミンK2との組合せを骨髄間葉系間質細胞に作用すると、同細胞の骨芽細胞への分化を促進した。他の分化促進因子を添加しない培地でも、組合せの分化促進効果が有効であった。一方、抗炎症物質のクルクミン・ポリダチン・ケルセチンの組合せは、老化した同細胞に上昇した炎症性サイトカインと細胞老化関連分泌現象を顕著に軽減した。5種全てを投与すると、骨形成マーカーであるALPの発現を相乗的に促進した。