ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

骨組織工学用の新規足場の開発: ケルセチンを担持したゼイン微粒子を含むバジルシードガム/キトサン系ヒドロゲル

Development of a Novel Scaffold Based on Basil Seed Gum/Chitosan Hydrogel Containing Quercetin-Loaded Zein Microshphere for Bone Tissue Engineering

要旨:
架橋剤として没食子酸を用いて、キトサンとバジルシードガムを、水素結合で架橋した3次元ヒドロゲルに加工した。ケルセチンを担持したゼインナノ粒子を加えると、ヒドロゲルが有していた多孔性・熱安定性・膨潤率を増強した。細胞培養試験の結果、毒性がなく生体適合性があることを確認し、組織工学用足場としての可能性を示唆した。