ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ダサチニブとケルセチンは、マウスのテストステロンと精子を増加する

Dasatinib and quercetin increase testosterone and sperm concentration in mice

著作名:
Driele N. Garcia
Jéssica D. Hense
Bianka
出典:
Physiology International
2023
110
121–134
DOI:
10.1556/2060.2023.00192
キーワード:
老化細胞除去剤
ダサチニブ
ケルセチン
マウス
テストステロン
精子保護
生殖能力
動物実験
要旨:
3~8週齢にかけて老化細胞除去剤のダサチニブ(5 mg/kg)とケルセチン(50 mg/kg)の組合せを投与したオスマウスは、8週齢における精子濃度と血中のテストステロンが上昇し、異常精子の数が減少した。しかし、8週齢で若いメスマウスと交配しても、生殖能力は向上しなかった。また、精子の運動性・精細管の形態・精巣遺伝子の発現にも、老化細胞除去の影響は認めなかった。