ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

一塩基多型アロマターゼを阻害する、ツボクサ(Centella asiatica)由来の有望な抗癌剤候補

Potential Aromatase Inhibitors from Centella asiatica with Non-synonymous SNPs - A Computational Approach

要旨:
乳癌の治療に用いられているアロマターゼ阻害剤の探索を目的に、ツボクサ(Centella asiatica)の構成成分14種を分子ドッキングにてスクリーニングした。その結果、イソケルセチン・ケルセチン・9H-フルオレン-2-カルボン酸の3種に、高い親和性(-8.4kcal/mol)と0.6 µMの結合阻害定数(Ki値)を予測した。アロマターゼは一塩基多型(SNPs)の蛋白質であり、3通りの多型で分子ドッキングしたが、多型は阻害活性に影響しないことが判明した。