ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アミロイドβ1-42が誘発する、アルツハイマー病様のマウスの認知障害およびSH-SY5Y細胞毒性は、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体が軽減する

Quercetin-3-O-Glucuronide Alleviates Cognitive Deficit and Toxicity in Aβ1-42-Induced AD-Like Mice and SH-SY5Y Cells

要旨:
アミロイドβ1‐42を脳室内注射して惹起したアルツハイマーモデルマウスを用いる、ケルセチン-3-O-グルクロン酸抱合体(Q3G)の薬効評価。Q3Gは、神経炎症と脳のインスリン抵抗性を軽減し、アミロイドβの蓄積とタウ蛋白質のリン酸化を抑制した。また、海馬中のCREBとBDNFのレベルを正常化し、認知機能障害を元に戻した。更に腸内における短鎖脂肪酸の産出を促進し、腸内毒素症を改善した。