ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性神経障害に伴う疼痛を治療する、ケルセチン-ホウ酸複合体・エパルレスタット・尿素を含むナノエソソーム角質溶解ゲル

Exploring the Potent Combination of Quercetin–Boronic Acid, Epalrestat, and Urea Containing Nanoethosomal Keratolytic Gel for the Treatment of Diabetic Neuropathic Pain: In Vitro and In Vivo Studies

要旨:
ケルセチンと4-ホルミルフェニルホウ酸よりエステルを形成し、ケルセチン-ホウ酸複合体(QB)とした。QB・エパルレスタット・尿素より調整したゲル(EF3G)は角質溶解性を示し、ケラチンが経皮浸透を妨げる現象の解決策となる可能性を示唆した。DPPHラジカル消去活性を指標とする抗酸化力は、EF3G > QB > ケルセチン > アスコルビン酸の順であった。糖尿病性神経障害のモデルラットをEF3Gで処置すると、疼痛に対する受容性が対照と比べて3倍に向上した。