ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肝保護治療のための、アセトアミノフェンとケルセチンとの二元複合体の共結晶化アプローチによる開発

Development of the Hepatoprotective Therapeutic Binary Complex of Acetaminophen and Quercetin through Co-Crystallization Approach

著作名:
Monisha K. Madheswaran
Senthil Rajan Dharmalingam
Geetha Srinivas
Yashoda Mariappa Hegde
出典:
International Journal of Pharmaceutical Research and Applications
2023
8
1290-1302
DOI:
10.35629/7781-080312901302
キーワード:
ケルセチン
アセトアミノフェン
共結晶
水溶性
マウス
肝保護
動物実験
要旨:
溶媒蒸発法によりケルセチンとアセトアミノフェンとの共結晶を作成し、FT-IR・粉末X線・示差走査熱量測定にて物性を評価した。また、ケルセチンの水溶性は、フリーのケルセチンと比べて18.9倍向上した。アセトアミノフェン300 mg/kgのマウスへの単独投与は、AST・ALT・ALPを大幅に上昇して肝毒性を惹起した。相当量の共結晶を投与すると、これらの肝機能マーカーは薬物投与しない対照と同等の値を示し、肝保護効果を示した。