ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ネットワーク薬理学に基づいて、ケルセチンのアルツハイマー病への効果を実験的に同定する

Network Pharmacology-Based and Experimental Identification of the Effects of Quercetin on Alzheimer’s Disease

要旨:
ケルセチンでアルツハイマー病の診断および治療を行う際の標的遺伝子を特定すべく、バイオインフォマティクス解析を行った。アルツハイマー病に関連するHT-22を題材に取上げた。同細胞にアミロイドβ1-42を作用させると、MAPT・PIK3R1・CASP8・DAPK1の各遺伝子が増大し、MAPK1とCYCSが減少した。その後にケルセチンを作用させると、減少した2つの遺伝子は増大し、増大した4つの遺伝子が減少し、アミロイドβとは反対の傾向を示した。