ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

前立腺癌の発症における、AKT1に関連するCXCL12/CXCR4経路を介した、益腎通絡解毒(yishen tongluo jiedu)に含まれるケルセチンの効果

The effect of quercetin in the yishen tongluo jiedu recipe on the development of prostate cancer through the akt1-related CXCL12/CXCR4 pathway

著作名:
Yu Ning
Yongrong Wu
Qing Zhou
Yongjie Teng
出典:
Combinatorial Chemistry & High Throughput Screening
2024
27
863-876
DOI:
10.2174/1386207326666230530095355
キーワード:
ネットワーク薬理学
益腎通絡解毒
前立腺癌
ケルセチン
分子ドッキング
AKT1
DU145
アポトーシス
マウス
CXCL12/CXCR4
動物実験
要旨:
ネットワーク薬理学解析により、益腎通絡解毒(yishen tongluo jiedu)の前立腺癌に対する有効成分をケルセチンと特定した。分子ドッキングは、ケルセチンのAKT1に対する親和性を示唆した。ケルセチンはヒト由来前立腺癌細胞DU145にカスパーゼ-3を上昇し、Bcl-2は減少してアポトーシスを誘導した。同細胞をヌードマウスに移植した前立腺癌の発症モデルにケルセチンを投与すると、AKT1に関連したCXCL12/CXCR4経路を抑制して、腫瘍組織の成長を阻害した。