ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化亜鉛ナノ粒子が誘発した肝障害に対する、α-リポ酸・ケルセチン・アスコルビン酸の改善効果

Ameliorative Effects of Alpha Lipoic Acid, Quercetin and Ascorbic Acid against Zinc Oxide Nanoparticles Induced Hepatic Damage In vivo

要旨:
酸化亜鉛ナノ粒子で惹起した肝障害のマウスに、α-リポ酸、ケルセチン、アスコルビン酸のそれぞれ(いずれも100 mg/kg)を投与した。酸化亜鉛ナノ粒子がもたらした、肝組織の壊死と血中ALT・AST・ALPの上昇は、3化合物とも顕著に改善した。血中脂質パラメータの異常(総コレステロール・中性脂肪・LDLの上昇およびHDLの低減)の改善も、同様であった。